電気療法

周波数による分類

高周波10000Hz以上 中周波4000~5000Hz 低周波1000Hz以下
電磁波(磁界が混じる) マイクロ波(温熱になる)

低周波療法の生理学的作用

①廃用性萎縮防止:特に末梢神経麻痺の麻痺筋に使われるが、完全に防止できるわけではなく、 やや遅らせたり、筋の伸長性を保持したり、変性(筋肉が血管に血液を送ることができなくなり萎縮する)を抑制させたりという作用に過ぎない。神経の電気信号を送る代わりに代替する。
②鎮痛:筋の収縮がおこらない周波数(40~100Hz)で通電すると鎮痛効果が得られることが経験的にいわれてきた。
③痙性(ひきつり)の抑制
④筋力強化:単独での効果は否定的。随意収縮と連動させるとよいといわれている。

禁忌

①金属が体内にある人(発熱してやけどする)
②ペースメーカー(メモリーが飛ぶ)
③心疾患
④幼児・小児
⑤肌の弱い人(電気でまけて角質化する)
⑥出血のおそれがある時